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特別展 デミタスコスモス 〜宝石のきらめき★カップ&ソーサー〜

130年以上の歴史を有するフィラデルフィア美術館は、メトロポリタン美術館、ボストン美術館と並ぶアメリカでも有数の美術館です。所蔵する4,000点以上の浮世絵は、一部作品が里帰りしただけで、日本でまとまった形で紹介されたことは、これまでありませんでした。コレクションから厳選した春信、写楽、歌麿、北斎など150点の珠玉の作品を展示いたします。

今から250年前、多色摺の浮世絵版画が誕生しました。色鮮やかで錦のように美しいことから「錦絵」と呼ばれ人気を博します。 本展はアメリカ・フィラデルフィア美術館が所蔵する4000点以上の浮世絵コレクションから150点の名品を厳選し、日本で初めて紹介するものです。

錦絵誕生以前の鳥居派の役者絵などの初期浮世絵をはじめ、錦絵草創期の鈴木春信の作品が特に充実し30点が揃うほか、一筆斎文調、勝川春章の役者絵や美人画、そして浮世絵黄金期の鳥居清長、喜多川歌麿、希少な東洲斎写楽の大首絵が10点、加えて葛飾北斎、歌川広重の風景画から上方浮世絵まで、浮世絵を代表する絵師たちの名品が揃い踏みし、浮世絵の歴史が学べるようなラインナップでご紹介いたします。

展覧会の概要

人々の暮らしにゆとりが生まれ、様々な町人文化が花開いた江戸時代。大都市江戸の繁栄と共に発展し、大衆に愛されたのが浮世絵でした。江戸中期の明和2年 (1765)、浮世絵に色の革命が起こります。浮世絵師・鈴木春信を中心とするグループにより、多色摺木版画の新しい技術が考案され、「錦絵」が生み出されたのです。カラーの印刷物を庶民が楽しむ。それは当時、世界にも稀な奇跡でした。

明治以降、西洋の人々にも愛好されるようになった浮世絵は、現在、世界各地の美術館に所蔵されています。アメリカ合衆国北東部、ペンシルベニア州のフィラデルフィア美術館は、130年以上の歴史を誇る、全米屈指の美術館です。現在、4,000点以上もの浮世絵を所蔵していますが、これまで一部作品が里帰りしただけで、その全体像が日本で紹介されたことはありませんでした。昨年、同美術館の協力の下、主要な浮世絵師の全作品を調査する機会を得ました。その成果として、錦絵誕生からちょうど250年となるメモリアルイヤーに、同コレクション選りすぐりの浮世絵を皆様にご紹介いたします。

浮世絵初期の稀少な鳥居派の役者絵に始まり、錦絵草創期、一筆斎文調、勝川春章の格調高い役者絵や美人画、浮世絵黄金期、鳥居清長、喜多川歌麿のみずみずしく生命感に溢れる美人画、そして、葛飾北斎、歌川広重の名所風景画から上方浮世絵まで、代表的な絵師たちの名品の数々により、大河のような浮世絵の歴史をご覧いただきます。中でも、夢の中のような恋人たちを描いた春信の作品30点は、極上の保存状態のものが含まれており、必見です。また、舞台上の役者を、生き生きと個性豊かに描いた東洲斎写楽の大首絵10点が勢揃いするのも見ものです。皆様のご来場をお待ちしております。

※会期中、展示替えを行います。

第1章 錦絵以前:浮世絵版画の始まり

江戸時代に誕生した浮世絵は、初め肉筆であったが、多くの人たちが購入できるように、版画でも売り出されるようになった。草創期の浮世絵版画は、墨板だけで摺られた「墨摺(すみずり)」であったが、やがて筆で彩色する「丹絵(たんえ)」や「紅絵(べにえ)」、「漆絵(うるしえ)」が現れた。

これら色鮮やかな作品は人気を呼び、より大量の浮世絵版画を生産するために、板で着色する「紅摺絵(べにずりえ)」が考案された。墨に加え、紅・黄・草色を基本とする紅摺絵の好評を得て、さらに色数が多い錦絵が誕生することになる。


初代鳥居清信
二代目市川団十郎の鳴神上人と中村竹三郎の雲の絶間姫

大判丹絵 正徳5年(1715)
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: Gift of an anonymous donor for the Henry LaBarre Jayne Collection, 1927
展示期間:6月20日〜7月20日


二代鳥居清倍
今やうやくしゃふう

細判紅絵 寛保(1741-44)期
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: Gift of Mr. and Mrs. Lessing J. Rosenwald, 1959
展示期間:7月22日〜8月16日

第2章 錦絵の誕生:春信の浮世絵革命

江戸時代は陰暦であったため、年によって、1ヶ月が30日の大の月と29日の小の月が変化した。そのため、その年の月の大小を知らせることが暦の最も重要な役割であった。明和2年(1765)、江戸の趣味人たちの間で、意匠を凝らした大小の絵暦の交換会が盛んに行われるようになった。これら絵暦の過半に関与したのが絵師の鈴木春信である。絵暦には紅摺絵より進んだ木版多色摺の技法が用いられたが、まもなく、それは錦のように美しい「錦絵」と命名されて一般に売り出された。錦絵は絵師だけではなく、彫師、摺師の技術が加わって誕生した総合芸術なのである。


鈴木春信
やつし芦葉達磨

中判錦絵 明和2-4年(1765-67)頃
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: Gift of Mrs. Emile Geyelin in memory of Anne Hampton Barnes, 1960
展示期間:全期間


鈴木春信
風俗四季哥仙 五月雨

中判錦絵 明和5年(1768)頃
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: Gift of Vera White, 1955
展示期間:6月20日〜7月20日


鈴木春信
夜の訪れ

中判錦絵 明和4年(1767)頃
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: Gift of Mr. and Mrs. Lessing J. Rosenwald, 1959
展示期間:7月22日〜8月16日


鈴木春信
伊勢物語 武蔵野

中判錦絵 明和4年(1767)頃
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: The Samuel S. White 3rd and Vera White Collection, 1967
展示期間:6月20日〜7月20日

第3章 錦絵の展開:清長・歌麿・写楽-みずみずしい美人と個性的な役者たち

春信が描く女性たちは華奢で可憐で、決して生々しさを感じさせない。しかし、錦絵の購買層が飛躍的に広がったことを受けて、描かれる人物たちは次第に現実的な雰囲気を身につけていく。18世紀末には、八頭身美人の群像を得意とした鳥居清長、大首の美人画を考案した喜多川歌麿、デフォルメした役者大首絵を描いた東洲斎写楽など、個性的な絵師たちが登場し、互いに競って新様式の作品を発表した。彼らが描いた人物たちは活気あふれる身体と表情を持っている。まさに、浮世絵黄金期の到来であった。


鳥居清長
吉原の花見

大判錦絵3枚続 天明5年(1785)
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: Gift of Mr. and Mrs. Lessing J. Rosenwald, 1959
展示期間:7月22日〜8月16日


初代喜多川歌麿
歌撰恋之部 稀ニ逢恋

大判錦絵 寛政5-6年(1793-94)頃
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: The Samuel S. White 3rd and Vera White Collection, 1958
展示期間:6月20日〜7月20日


東洲斎写楽
三代目大谷鬼次の江戸兵衛

大判錦絵 寛政6年(1794)
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: The Samuel S. White 3rd and Vera White Collection,1956
展示期間:全期間


東洲斎写楽
四代目岩井半四郎の重の井

大判錦絵 寛政6年(1794)
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: The Samuel S. White 3rd and Vera White Collection, 1967
展示期間:7月22日〜8月16日

第4章 錦絵の成熟:北斎・広重-旅への憧れ、花鳥への眼差し

19世紀に入り、いわゆる「化政文化」が花開いた時代、錦絵は更に成熟していく。渓斎英泉が描く美人たちには、それ以前にはなかった現実感あふれる妖艶さが漂う。さらに天保期に入ると、美人画と役者絵が主流であった浮世絵に、風景画という新分野が加わった。葛飾北斎や歌川広重らが腕を振るい、シリーズ化された人気商品も数多く刊行された。新様式の魅力的な花鳥画を手がけたのも北斎と広重である。武者絵や戯画・風刺画など作品も多様化し、錦絵は円熟し爛熟の時を迎える。


葛飾北斎
富嶽三十六景 凱風快晴

横大判錦絵 天保元〜3年(1830〜32)頃
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: Gift of Mrs. Moncure Biddle in memory of Ernest Fenollosa, 1958
展示期間:全期間


魚屋北渓
諸国名所 武蔵野

横大短冊判錦絵 天保5-6年(1834-35)頃
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: Purchased with the Lola Downin Peck Fund, 1970
展示期間:7月22日〜8月16日


歌川国芳
かごのとりすゞめいろどき

団扇判錦絵 弘化2-3年(1845-46)頃
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: Gift of Mrs. John D. Rockefeller, Jr., 1946
展示期間:6月20日〜7月20日


岳亭
大阪天満宮祭礼之図

横大判錦絵 天保4-5年(1833-34)頃
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: Gift of Roger Keyes and Keiko Mizushima, 1979
展示期間:6月20日〜7月20日

第5章 上方の錦絵:流光斎・長秀-ありのままに描く

浮世絵の主流は江戸であったが、上方(京都・大坂)でも、土地の嗜好に合った独自の役者絵が生み出されていく。江戸と異なり、役者を美化せず、ありのままの姿に描くのが特徴であった。大坂で錦絵が誕生するのは、江戸より四半世紀遅い寛政3年(1791)、流光斎如圭による役者絵であった。それ以前は、着色したい部分に合わせて渋紙を切り抜き、上から刷毛で塗る「合羽摺(かっぱずり)」が用いられていた。江戸ではほとんど用いられなかった技法であるが、京都では19世紀に入っても制作され続けた。有楽斎長秀は合羽摺を最も多く手がけた絵師である。現存率の低さと素朴な味わいから、今日でも人気が高い。


流光斎如圭
初代尾上新七の一色結城守

細判錦絵 寛政5年(1793)
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: Purchased with the Ben Shahn Poster Account, 1970
展示期間:6月20日〜7月20日


有楽斎長秀
二代目沢村田之助のこし元千鳥

八角団扇判合羽摺 文化4年(1807)
フィラデルフィア美術館蔵
Philadelphia Museum of Art: Gift (by exchange) of Mr. and Mrs. Roderick Seidenberg, 1971
展示期間:7月22日〜8月16日

[Photo Credit] For all Images: (Mae Belle Vargas, Photographer)

主催

三井記念美術館、読売新聞社

協賛

瞬報社写真印刷

協力

日本航空

巡回

本展は下記美術館を巡回いたします。

【東京展】2015年6月20日(土)〜8月16日(日)  三井記念美術館
【静岡展】2015年8月23日(日)〜9月27日(日)  静岡市美術館
【大阪展】2015年10月10日(土)〜12月6日(日) あべのハルカス美術館


東京駅周辺美術館共同企画

七夕フェアのお知らせ

参加館

出光美術館、三井記念美術館、三菱一号館美術館東京ステーションギャラリー

期間

平成27(2015)年6月27日(土)〜7月7日(火) ※休館日を除く

三井記念美術館のフェア内容 1.カップル割 2.七夕グッズ 3.七夕メニュー 4.七夕装飾

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