展覧会情報開催中の展覧会次回の展覧会展覧会のスケジュール過去の展覧会一覧

美術館概要

コレクション

展覧会情報開催中の展覧会次回の展覧会展覧会のスケジュール過去の展覧会一覧

教育普及

刊行書籍

イベント情報土曜講座ワークショップ・鑑賞会

館内のご案内フロアマップミュージアムショップミュージアムカフェ

ご利用案内開館時間・入館料・休館日アクセスマップ

展覧会情報

開催中の展覧会

特別展 蔵王権現と修験の秘宝

「大峯奥駈け」の荒行で知られる奈良県の金峯山寺をはじめとする吉野の社寺と、崖上に建つ「投入堂」で有名な鳥取県の三佛寺を中心とした、仏像、絵画、工芸品など、蔵王権現像他の修験道が生み出した山岳宗教の美に触れていただきます。

法螺貝(ほらがい)を吹き、錫杖(しゃくじょう)を突く「山伏(やまぶし)」の姿にイメージされる修験道(しゅげんどう)は、山中での厳しい修行によって悟りを得ることを基本とし、日本古来の山岳信仰に神道、仏教、道教、陰陽道(おんみょうどう)などが習合(しゅうごう)した日本独自の宗教です。主尊蔵王権現像(ざおうごんげんぞう)は、髪を逆立て、三眼、左右の牙を出す怒の相で、右足を高く蹴り上げて左足で立つ、青黒色の猛々しい姿をしています。

この特別展は、修験道の根本聖地である金峯山寺ほかの、奈良県吉野金峯山(きんぷせん)修験に関わる仏像、曼荼羅図(まんだらず)と、経筒、経箱、鏡像、懸仏など経塚(きょうづか)遺品、そして早くから地方の山岳宗教の地で修験道の拠点となり、崖上に建てられた平安時代の「投入堂(なげいれどう)」で知られる鳥取県三徳山三佛寺(みとくさんさんぶつじ)の多数の蔵王権現像を一堂に展示する、まさに「天空の神と仏の世界」が眺望できる画期的な展覧会です。

金峯山(きんぷせん)山頂出土遺物【展示室1】

奈良県吉野の金峯山(山上ケ岳)山上から出土した金銅 蔵王権現像(ざおうごんげんぞう)や鏡像、経塚出土の金銅経箱・経巻など、国宝・重要文化財の出土遺物を中心に展示します。

なかでも国宝の金銅 経箱(金峯山寺所蔵)は、藤原師通(もろみち)が寛治2年(1088)に金峯山に登頂して埋納したものといわれ、展示室2で展示する藤原道長が寛弘4年(1007)に埋納した国宝の金銅 藤原道長経筒と同様に金峯山経塚から出土した経箱です。道長の経筒は、役行者(えんのぎょうじゃ)が蔵王権現を感得したとされる山上ケ岳の山上蔵王堂の近くから、江戸時代・元禄4年(1691)に出土したと伝えられ、以来、明治・大正時代にかけて多くの遺物が出土しています。


国宝 金銅 経箱・脚台付

平安時代 金峯山寺
展示期間:8月29日〜10月4日


国宝 金銅 経箱・脚台付

平安時代 金峯山寺
展示期間:10月6日〜11月3日


紺紙金字弥勒上生経残闕(寛弘4年奥書)

平安時代・寛弘4年(1007) 個人蔵

国宝の経筒と経箱【展示室2】

ここでは毎回名品を展示していますが、今回は前期に国宝の金銅 藤原道長経筒(金峯神社所蔵)を、後期には白河上皇が埋納したともいわれる金銀鍍 双鳥宝相華文(きんぎんと そうちょうほうそうげもん)経箱を展示します。これらは、平安時代に「金の御嶽(みたけ)」と称された吉野の金峯山に、都の貴族が盛んに参詣したことを物語る遺物です。

藤原道長が埋経した経筒は、釈迦入滅後56億7千万年後に弥勒(みろく)仏がこの世に下生(げしょう)して法を説くという竜華三会(りゅうげさんね)の説法の時まで経巻を伝えようという目的で埋納されたものです。中には法華経(ほけきょう)・無量義経(むりょうぎきょう)・観普賢経(かんふげんきょう)・阿弥陀経・弥勒三部経(みろくさんぶきょう)・般若心経が納められたことが、筒の銘文からわかり、修験道史のみならず日本宗教史上きわめて貴重な文化遺産です。


国宝 金銅 藤原道長経筒

平安時代・寛弘4年(1007) 金峯神社
展示期間:8月29日〜10月4日


国宝 金銀鍍 双鳥宝相華文経箱

平安時代 金峯山寺
展示期間:10月6日〜11月3日

吉野山・金峯山寺(きんぷせんじ)とその周辺【展示室4】

山上ケ岳から北に20数キロ大峯奥駈(おくがけ)道をたどると、青根ケ峰から金峯神社、吉野水分(よしのみくまり)神社、如意輪寺、金峯山寺蔵王堂へと続く桜で有名な吉野山の尾根筋に出ます。その尾根筋の中心に聳え立つ金峯山寺蔵王堂は、吉野・大峯修験道の中心的存在として長い歴史があります。同寺からは木造の蔵王権現像、役行者(えんのぎょうじゃ)坐像・前鬼・後鬼像、聖徳太子像、二童子像、薬師如来坐像、吉野曼荼羅図などが出品されます。また、同寺の妙法殿からは、吉野山では最も古い平安時代前期の木造釈迦如来坐像が出品されます。

如意輪寺からは、重要文化財の木造蔵王権現像が前半のみですが出品されます。この像は、鎌倉時代・嘉禄2年(1226)運慶の弟子とされる源慶の作であることが足枘(ほぞ)銘から判明したことで、その優れた作行きとともに蔵王権現像の基準作となりました。櫻本坊(さくらもとぼう)からは、仙人のような風貌の木造役行者像と大峯八大童子像などが出品されます。吉野山修験道美術の逸品の数々をご堪能いただけます。


重要文化財 蔵王権現像

源慶作 鎌倉時代・嘉禄2年(1226) 如意輪寺
展示期間:8月29日〜9月23日


役行者坐像

鎌倉時代 櫻本坊


重要文化財 聖徳太子像

鎌倉時代 金峯山寺


吉野曼荼羅図

南北朝時代 金峯山寺


奈良県吉野の 金峯山寺
撮影:高橋良典

修験道の鏡像【展示室5】

この展示室では展示室1に関連して、主に金峯山(きんぷせん)経塚出土の鏡像や懸仏を展示いたしますが、中でも名品は、西新井大師として知られる總持寺が所蔵し、現在東京国立博物館に寄託されている国宝 蔵王権現(ざおうごんげん)鏡像です。この鏡像は下部が大きく欠損した巨大な三葉光背形で、蔵王権現と多数の従者が線刻で表されています。鏡背には長保3年(1001)の年紀が線刻されており、在銘の鏡像のなかで最古のもので、かつ絵画的にも非常に優れた作例として国宝に指定されています。なお、この鏡像は江戸時代まで、金峯山の山上にあったことが記録に残されている点も貴重です。

このほか金峯山寺の重要文化財 金銅装笈(こんどうそうおい)、吉野水分神社(よしのみくまりじんじゃ)の銅製釣燈籠(つりどうろう)なども出品されます。


国宝 蔵王権現鏡像

平安時代・長保3年(1001) 總持寺
画像提供:東京国立博物館
Image: TNM Image Archives


重要文化財 金銅装笈

室町時代 金峯山寺


銅製釣燈籠

桃山時代・慶長9年(1607) 吉野水分神社

三佛寺(さんぶつじ)の国宝 投入堂(なげいれどう)【展示室6】

鳥取県三朝町(みささちょう)にある三徳山(みとくさん)三佛寺の投入堂は、山上の崖の窪みに張りつくように建っています。創建は平安時代にまで遡り、役行者(えんのぎょうじゃ)が投げ入れて建てたので「投入堂(なげいれどう)」の名があるといわれます。三佛寺には、投入堂の修理の際に交換された古材が残っており、今回は3点の古材と、棟札が出品されます。


国宝 投入堂

平安時代 三佛寺

三佛寺(さんぶつじ)の蔵王権現(ざおうごんげん)像と諸仏【展示室7】

最後の展示室7では、三佛寺の奥の院「投入堂(なげいれどう)」に安置されていた平安時代の重要文化財 蔵王権現像、重要文化財 十一面観音立像、狛犬、神像などが出品されます。これらの諸像は、現在宝物殿に展示されていますが、まとまって関東で展示されるのは初めてのことで、その意味では今回は記念すべき展覧会ということができます。このほか他の美術館・博物館・個人に伝わった平安時代の蔵王権現像が展示されます。


重要文化財 蔵王権現像

平安時代 三佛寺


重要文化財 蔵王権現像

平安時代 三佛寺


重要文化財 十一面観音立像

平安時代 三佛寺


重要美術品 蔵王権現像

平安時代 佐野美術館

主催

三井記念美術館、朝日新聞社

協力

金峯山寺、三佛寺

三館合同キャンペーン

「秋の三館 美をめぐる 2015」のチラシはこちら

秋の三館 美をめぐる 2015

特典1

もちろん、当館の特別展「蔵王権現と修験の秘宝」の観覧済み入館券を上記どちらかの展覧会でご提示いただきますと、
入館料の割引を受けることができます。

特典2

※当キャンペーンの対象展覧会の詳細については、お電話か各館のホームページでご確認ください。

根津美術館のホームページはこちら
五島美術館のホームページはこちら

開催中の展覧会のご利用案内

「ECO EDO 日本橋2015・ゆかた・アートアクアリウム特典」のご案内

入場料割引

三井記念美術館は、「ECO EDO 日本橋2015」の協力店舗として「蔵王権現と修験の秘宝」展開催中(8月29日〜11月3日)、和服・ゆかた着用の方、 またはアートアクアリウム2015の入場券(半券)をご提示の方の入館料を、一般1300円→1000円、大学・高校生800円→600円に割引いたします。

ECO EDO 日本橋2015
アートアクアリウム2015

Copyright © 2005-2013 Mitsui Memorial Museum All Rights Reserved.