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日本の伝統芸能展

わが国は「伝統芸能の宝庫」と呼ばれるほど、各時代・各分野の芸能が伝承されています。こうした伝統芸能の保存振興のため、昭和41年に国立劇場が開場しました。今回は開場50周年を記念し、「雅楽」「能楽」「文楽」「歌舞伎」のほか、演芸や芸能など、わが国の伝統芸能全般について、芸能具や美術工芸品を通し、そこにこめられた日本人の美意識をご紹介いたします。

平成28年(2016)は、国立劇場(こくりつげきじょう)が開場して50周年を迎える節目の年であります。本展はこれを記念し、日本の伝統芸能の魅力をご紹介します。歌舞伎・文楽・能楽・雅楽...、日本の誇る伝統芸能が、三井記念美術館の展示室へと舞台を移し、豪華な競演を繰り広げます。

展覧会の概要

わが国は「伝統芸能の宝庫」と呼ばれるほど、各時代・各分野の芸能が伝承されています。こうした伝統芸能の保存振興のため、昭和41年に国立劇場が開場しました。本展は開場50周年を記念し、日本が誇る伝統芸能「雅楽(ががく)」「能楽(のうがく)」「歌舞伎(かぶき)」「文楽(ぶんらく)」「演芸(えんげい)」「琉球芸能(りゅうきゅうげいのう)・民俗芸能(みんぞくげいのう)」について、それぞれの魅力を分かりやすくご紹介します。芸能そのものは、演じるそばから消えていく宿命を持っていますが、それを支える楽器・衣裳・仮面・人形などの芸能具、また芸能を題材とする絵画などの美術品を通して、伝統芸能にこめられた日本人の美意識、和の心をぜひご堪能下さい。

展示構成

本展は、日本の伝統芸能を「雅楽」「能楽」「歌舞伎」「文楽」「演芸」「琉球芸能・民俗芸能」の6本の柱とし、様々な角度からスポットを当ててご紹介します。
※会期中、展示替えを行います。

展示構成
展示室1・2 仮面と楽器
展示室3 文楽人形三人遣い(マネキンによる再現展示)、写真パネル展示
展示室4 絵画と芸能
展示室5 歌舞伎・文楽(錦絵・文楽人形首)
展示室6 演芸(錦絵)
展示室7 歌舞伎・文楽・琉球芸能・民俗芸能(衣裳・文楽人形・仮面・道具等)
国立劇場について

国立劇場
国立劇場外観

昭和41年(1966)7月、伝統芸能の保存及び振興を図ることを目的として、特殊法人国立劇場が発足しました。その拠点となる最初の劇場施設として、同年11月東京都千代田区隼町に開場したのが国立劇場です。歌舞伎・雅楽・舞踊などが上演される大劇場と、文楽・邦楽・民俗芸能などが上演される小劇場という2つの劇場より構成されています。

また同じ敷地内には、昭和54年3月に国立演芸資料館(国立演芸場)も開場し、落語など様々な大衆芸能の上演を行なっています。さらに平成15年3月に開館した伝統芸能情報館では、所蔵品の展示等、伝統芸能に関する情報発信を行なっています。

一方、国立劇場開場以降、昭和58年9月には東京都渋谷区千駄ヶ谷に国立能楽堂、昭和59年3月には大阪市中央区日本橋に国立文楽劇場、平成16年1月には沖縄県浦添市に国立劇場おきなわが次々と開場し、劇場施設の充実が進められました。また平成元年4月国立劇場法の一部改正により、現代舞台芸術に関する業務が追加され、平成9年10月には東京都渋谷区本町に新国立劇場が開場しています。

さらに、平成2年の国立劇場法改正により、芸術文化振興基金が設置されるとともに法人名が日本芸術文化振興会に改称され、その後、平成14年12月の独立行政法人日本芸術文化振興会法の公布により、日本芸術文化振興会は独立行政法人に移行、現在は、舞台芸術の中核的拠点として、また、文化芸術活動に対する公的支援機関として、我が国の芸術その他の文化の向上に寄与する重要な役割を担っています。

ジャンル別にみる主な展示作品

雅楽

雅楽は、古代日本に大陸より伝来した音楽や歌舞をもとに、平安時代の王朝文化の中で大成された音楽の総称です。宮廷や貴族、社寺の儀式音楽として、日本の長い歴史の中で伝承され、現在に受け継がれています。中国系の唐楽(とうがく)と韓国系の高麗楽(こまがく)などがあり、その演奏形式は楽器演奏のみの管絃(かんげん)と舞を伴った舞楽(ぶがく)に分けられます。

雅楽器は、三管(さんかん)(笙(しょう)・篳篥(ひちりき)・龍笛(りゅうてき))、三鼓(さんこ)(羯鼓(かっこ)・太鼓(たいこ)・鉦鼓(しょうこ))、両絃(りょうげん)(琵琶(びわ)・箏(そう))という多彩なもので、楽曲などにより使われる楽器が異なります。舞楽面は、個性的で様々な種類があり、舞台を一層華やかにします。本展では、舞楽面や雅楽器のほか、舞楽図屏風を展示します。

作品画像
重要文化財 舞楽面 抜頭(ばとう)
江戸時代・寛永13年(1636) 輪王寺蔵
〈展示室1〉11/26〜12/25展示

作品画像
舞楽面 陵王(りょうおう)
江戸時代 熱田神宮蔵
〈展示室1〉

作品画像
雅楽器 篳篥(ひちりき) 銘「蘭(あららぎ)」
鎌倉時代 国立劇場蔵
〈展示室1〉

作品画像
舞楽図屏風 狩野探信筆
江戸時代 随心院蔵
〈展示室4〉

能楽

能楽とは、能(のう)と狂言(きょうげん)を合わせた総称です。いずれも奈良時代に中国から伝来した大衆芸能の散楽(さんがく)が起源とされますが、後に能と狂言に分かれました。

能は、室町時代初期に観阿弥(かんあみ)・世阿弥(ぜあみ)親子によって大成されました。豊臣秀吉など時の権力者に愛好され、特に江戸時代には公的な儀式の芸能(式楽(しきがく))に位置付けられました。屋根の付いた能舞台、能管(のうかん)・小鼓(こつづみ)・大鼓(おおつづみ)・太鼓(たいこ)が奏でる楽器の音色、華麗な能装束(のうしょうぞく)をまとい能面(のうめん)を掛けた能役者、そして謡(うたい)という独特の節回しの台詞と舞で構成される能は、張り詰めた空間の中で、神秘的な雰囲気が漂います。

一方狂言は、ユーモアのある台詞と仕草を中心に展開される喜劇です。能と密接に結びついており、能と同じ能舞台で演じられます。本展では、能面や能楽器のほか、能・狂言が描かれた屏風や画帖を展示します。

作品画像
重要文化財 能面 翁(おきな) 伝春日(かすが) 作
室町時代 三井記念美術館蔵
〈展示室1〉

作品画像
能楽器 楽器蒔絵小鼓胴(がっきまきえこつづみどう) 伝千種(ちぐさ) 作
江戸時代 三井記念美術館蔵
〈展示室1〉

作品画像
観能図屏風(かんのうずびょうぶ)(部分)
江戸時代 神戸市立博物館蔵
〈展示室4〉11/26〜12/25展示

作品画像
古狂言後素帖(こきょうげんこうそちょう)
江戸時代 個人蔵
〈展示室4〉 場面替えあり

歌舞伎

歌舞伎は「傾く(かぶく)」という、並外れている意味を示す言葉を語源としています。江戸時代初期、出雲(いずも)のお国によるかぶき踊りに始まり、女歌舞伎・若衆(わかしゅ)歌舞伎・野郎(やろう)歌舞伎など様々な変遷を経て次第に成熟していきました。当時の風俗を取り入れた大衆芸能である歌舞伎は、江戸時代の庶民の娯楽として絶大な人気を誇り、歌舞伎役者は時のスターとなり様々な役者絵が出回りました。大がかりな舞台装置の中で、豪華な衣裳をまとった歌舞伎役者の様式的な動きと独特の台詞、さらに情景を表現する音楽が一体となった歌舞伎は、今なお高い人気を博しています。本展では屏風や錦絵、歌舞伎衣裳などを展示します。

作品画像
四条河原遊楽図屏風(しじょうがわらゆうらくずびょうぶ)(右隻)
江戸時代 個人蔵(西尾市岩瀬文庫寄託)
〈展示室4〉

作品画像
大当狂言(おおあたりきょうげん)の内(うち)幡随院長兵衛(ばんずいいんちょうべえ)(五代目松本幸四郎大首絵(まつもとこうしろうおおくびえ)) 初代歌川国貞(うたがわくにさだ)画
江戸時代 国立劇場蔵
〈展示室5〉

作品画像
桐座場内図(きりざじょうないず) 初代歌川豊国(うたがわとよくに)画
江戸時代 国立劇場蔵
〈展示室5〉

作品画像
黒繻子地正月飾文様傾城打掛(くろしゅすじしょうがつかざりもんようけいせいうちかけ) 六代目尾上菊五郎(おのうえきくごろう)着用
昭和時代 三越伊勢丹蔵
〈展示室7〉1/4〜1/28展示

文楽

文楽は人形浄瑠璃(にんぎょうじょうるり)とも称する伝統的な人形劇。江戸時代初期、太夫(たゆう)と三味線(しゃみせん)で演奏される浄瑠璃に人形が一体となり、人形浄瑠璃が誕生しました。太夫の語り、三味線の音色、人形の動きで成り立つ文楽は、「三業一体(さんぎょういったい)の芸能」と言われます。さらに文楽の一番の特徴が、人形を操る人形遣(にんぎょうづか)い。舞台上で一体の人形を三人で操る三人遣(さんにんづか)いによって、人形の写実的で繊細な動きを可能にしました。本展では文楽人形や人形首(にんぎょうかしら)のほか、三人遣いをマネキンによって再現展示します。

作品画像
文楽人形 弁慶(べんけい)
現代 国立文楽劇場蔵
〈展示室7〉

作品画像
文楽人形 初菊(はつぎく)
現代 国立文楽劇場蔵
〈展示室7〉

作品画像

文楽人形首 文七(ぶんしち)
大江巳之助(おおえみのすけ)作

現代 国立劇場蔵
〈展示室6〉

作品画像

文楽人形首 与勘平(よかんべい) 大江巳之助作
現代 国立劇場蔵
〈展示室6〉

演芸

日本では、古来より様々な演芸がとり行なわれましたが、特に江戸時代において見世物や落語など多様なかたちで展開し、多くの人々が娯楽として楽しみました。また全国各地でも様々な地域の芸能が伝承されてきました。本展では、演芸の錦絵や琉球芸能の組踊(くみおどり)、民俗芸能の追儺式(ついなしき)・花祭(はなまつり)などに使用された芸能具などを展示します。

琉球芸能・民俗芸能

作品画像
曲枕(きょくまくら)の芸 花桐繁十郎(はなぎりしげじゅうろう)
鳥居清長(とりいきよなが)画

江戸時代 国立劇場蔵

作品画像
追儺(ついな)の鬼面(赤鬼(あかおに))
室町時代 長田神社蔵

次回の展覧会のご利用案内

ご利用案内

※次回特別展「日本の伝統芸能展」の前売券を一般1,100円、大・高校生600円にて販売しております。
特別展「松島 瑞巌寺と伊達政宗」展会期中(〜2016/11/13)の開館日、10:00〜16:30までの間、美術館受付チケットカウンターにて販売しております。
なお、払い戻しはできませんのでご了承ください。

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